突然ですが、僕はお酒が嫌いです。
お酒を飲まない理由は人それぞれです。
ここでは、ただお酒を批判したいわけではありません。
お酒が嫌いな人が、素直に嫌いと言えて、お酒が好きな人が当たり前のことのようにそうかと言える、そんな社会がいいなあと思って筆を執ることにしました。
お酒が好きな人も、嫌いな人もお互いをわかりあえるようになったらいいなと思います。かなり個人的な意見が含まれているので、ご了承の上、お読みください。
大学生の僕がお酒を飲まない理由

好みの問題もありますが、それ以上にお酒を飲まない理由があります。まずは順番に挙げていきます。
- 最初に飲んだビールがまずかったから
- 夜の地下鉄が酒臭い人でいっぱいだったから
- 親がお酒を飲む姿が気に入らなかったから
- 安くはないから
- 健康に悪いとの教育を受けてきたから
- 飲んでもいいことがないから
それでは、これらの経験・理由について詳しく書いていこうと思います。
理由① 最初に飲んだビールがまずかった
これは中学生くらいの頃のことです。
父親がおいしそうにビールを飲むものですから、さぞやおいしいのだろうと舌の先で缶ビールの口をなめたのです(たしかエビス)。
そしたらそれはもうピーマンよりもはるかに苦くて悶えそうになりました。こんな飲み物があることに驚きつつ、そんな苦い飲み物を飲む人間(父)がいることにも驚きを隠せませんでした。
これが僕の脳に最初にインプットされたお酒のマイナスポイントです。

なぜ大人は酒を飲むのだろうか…
アルコール初心者にビールはきついといいますから、この経験がお酒に対する印象を悪くしてしまったのかも知れません。
理由② 夜の地下鉄が酒臭い人でいっぱいだった
高校生の頃、塾に通っていたので、よく帰りの時間が遅くなりました。
そうすると必然的に様々な場所で酔っ払っている人と遭遇します。居酒屋などの脇は、まあ酒飲みがうるさいなというくらいでいいのですが、電車は訳が違います。彼らは強烈なにおいを放つのです。
アルコールは体内で分解され、アセトアルデヒドとなって血中をめぐります。それが肺から呼気として空気中に放出されたり、汗からその成分が揮発するともうわかりますよね。
くさいったらありゃしません。あのにおいが好きな人はいますか?
ごめんなさい、さすがに言いすぎですね(笑)
迷惑をかけない範囲で飲んでくれれば全く問題ありません。お酒が好きな人は、大いに楽しんでください。

お互いにいい距離を保ちたいね!
余談ですが、においというのは、情動と強い結びつきがあります。
情動というのは、ある対象に対して近づくか遠ざかるかを決める脳のシステムです。いいにおいには快情動、嫌いなにおい不快情動を生み出すというシステムが人間には備わっています。
これは視覚や聴覚にはないシステムですので、においというのは好みに大きな影響を与えます。
理由③ 親がお酒を飲む姿が気に入らなかったから
アルコール依存症というわけではありませんが、父親はよくお酒を飲む人です。
お酒を飲むと気をよくして口数が多くなります。それがうるさいので母親から咎められます。
時には口論に発展します。またある時は食後すぐに布団に入って眠りにつきます。
このことからお酒を飲むことはふしだらであるというイメージが付きました。家庭の環境も酒を飲むことでどちらかというと悪くなりました。
ですから自分はこんな風にはなりたくないなと、いつしか反面教師として父親を見るようになりました。

あまりに酔った父と接するのは、たまに億劫になるね
理由④ 安くはないから
価格についてはあまり詳しくはないですが、高いというイメージがあります。
そして多くの人が、お酒はお金がかかると言うので間違いではないと思います。とは言えお酒が好きな人には余裕で払える額だと思うので、高いから買わないというほど強い理由ではありません。
強いて言うなら好きでもないものに払う安さではないとは思います。

お金出して飲むほどのものではないかな~
理由⑤ 健康に悪いとの教育を受けてきたから
お酒は健康に悪いです。
この要因は比較的大きいです。アルコールは体に悪いことが科学的に示されています。
もちろんすべてではありませんよ。一時的には気分がよくなって体にいいとする研究もありますが、長期的に見ると肝臓や脳を悪くします。
近年はそのような報道や啓発ポスターが増えてきていますし、飲酒運転は厳重に処罰されます。また、「一気飲みは人生を壊す!」なんていうビラもあちこちで見かけます。
僕の中では、薬物に手を出すこととお酒に手を出すことはそこまで変わらないくらい負のイメージがついて回ります。
また、農学部ということもあって、ある程度の生物学的な知識を持っている分、余計にそのマイナス面を知ってしまっているということもあるかもしれません。

病気になることを想像したら怖くて飲めないんだよね…
理由⑥ 飲んでもいいことがないから
ここまで5つの理由を紹介しました。
デメリットがいくつあろうともそれに勝るメリットがあれば人は行動するというものです。
しかしお酒にはそれほどのメリットがないのではないかと思います。よくあるメリットはこのようなものではないでしょうか。
- 気分がよくなる
- 相手となんでも話せる
- お酒の話で盛り上がれる

僕にとってはあまりメリットではないかな。
正直これくらいの理由でお酒を飲みたいとは思いません。
気晴らしの方法はいくらでもありますし、コミュニケーションは今まで特に問題ありませんでした。
まあ頭がよくなるとか健康になるとかなら薬と思って飲むかもしれませんが(笑)。
そして何よりも、今の時点でお酒がなくても困っていませんし、お酒を飲むことで人生を豊かにしてくれるとも思いません。
お酒を飲むくらいなら、その時間とお金で他の経験をしようかなと思いますね。
大学生の僕がお酒を飲まない6つの理由 まとめ
思いつく限りお酒を飲まない理由を挙げてみました。
- 最初に飲んだビールがまずかったから
- 夜の地下鉄が酒臭い人でいっぱいだったから
- 親がお酒を飲む姿が気に入らなかったから
- 安くはないから
- 健康に悪いとの教育を受けてきたから
- 飲んでもいいことがないから
お酒は飲みたい人が飲めばそれでいいと思います。ただ一つ、においをまき散らすのだけは勘弁していただければ…
いくつか理由を挙げてみましたが、これがすべてではないでしょう。しかし、飲まない人には飲まない理由もありますし、飲む人にも理由はあります。お互いが理解し合えたら最高ですね。
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