この記事は、こんな人におすすめです。
・マインドマップの使い方を基礎から学びたい人
・マインドマップを使うメリット・デメリットが知りたい人
この記事を読めば、こんなことがわかります。
・初心者でもわかるマインドマップの使い方
・マインドマップを使う5つのメリット

XMind、MindMaster、MindMeisterの無料版と有料版を使った経験から、わかりやすく解説します。
突然ですが、このような悩みがある人はいませんか?
- マインドマップって何?
- 聞いたことはあるけどどうやって使うの?
- 使うとどんないいことがあるの?
今回はそのようなマインドマップに関する悩みにお答えします。そしてこの全9回の講義を読み終えた後には、あなたはマインドマップの使い手となっていることは間違いありません。

頑張ってマスターするにゃ!
この記事はシリーズ全9回のうちの第2回です。マインドマップの使い方などについてさらに詳しく知りたい方は末尾のリンク集を参考にしてください。
それでは説明していきます。
マインドマップとは?

マインドマップとはずばりこの画像に描かれているチャートのことです。
マインドとは「思考」「心」を意味し、マップは「地図」を意味します。つまり、思考の地図と言うことができます。
ではなぜこれをマインドマップというのでしょうか?
それは、あなたの思考を紙面に映し出す地図のようなものだからです。
これを使えば、あなたの考えていることがきれいに「見える化」され、あなたが進むべき方向を示してくれることさえあるのです。
「マインドマップ」とはよく言ったものですね。使っていくうちに、その名前の由来に納得するはずです。
マインドマップで「思考を見える化」しよう。
マインドマップの使い方の簡単な説明

使い方はとても簡単です。
まずは主題となるテーマを決めます。次にそれに関連する語句をそのテーマから派生させます。
連想ゲームのようなもので、使い方次第では考えを整理するノートや、ToDoリストなどに使える優れものです。
詳しくは別の記事で解説しているので、気になる方はそちらも参考にしてください。

使い方次第で、メリットは無限大∞!
使い方の具体例を上げてみます。
あなたの頭の中にある「読みたい本」というテーマを整理してみます。
先に完成形をお見せすると、こちらのようになります。

一番左の「読みたい本」から派生していくつかのカテゴリーを列挙します。
ここでは「小説」・「雑誌」・「友達からのおすすめ」の3つを挙げます。
次にそれぞれからカテゴリーを派生させることを繰り返すと、やがて読みたい本がカジャンルごとに整理されるわけです。
この例では「読みたい本」をテーマにしましたが、以下のようなことにも使えます。
・レポートの構成を考える
・論文の内容を整理する
・ToDoリストを作成する
実を言うとまだまだたくさんあります。
具体的な使い方は、別記事で紹介しています。最後にリンクを貼っておきましたのでそちらをご覧ください。丁寧に解説しています。
続いてはマインドマップを使うメリットについてお話しします。
マインドマップを使うメリット5つ

マインドマップを使うメリットは「思考の見える化」ができることです。頭の中だけで考えていては見えてこなかったことが見えるようになります。
具体的に5つのメリットを解説します。
メリット① いつ見返しても内容が一目でわかる
1つ目のメリットは、「いつ見返しても内容が一目でわかる」です。
実際のところ、テーマが「読みたい本」であれば、整理するのはあまり難しくないです。
しかしこれが、新規の研究論文の内容整理や300ページの本の要約であると骨が折れます。
それを上手に「見える化」することができれば、間違いなく理解の助けになります。
また、頑張って理解しても、複雑だと頭の中で内容を覚えておくことが難しいですよね。
そんなときでもマインドマップなら、何が重要で、どこに何があるかを瞬時に見つけ出すことができます。

あの情報は確か「読みたい本」の「小説」の項目にまとめてあったな
メリット② 伝えたいことが伝わりやすい
2つ目のメリットは、「伝えたいことが伝わりやすい」です。
複雑な物事を伝えたいときには、それをわかりやすく伝える技術が必要です。そこでマインドマップでまとめて、それを見せればうまく伝わりやすいです。
無駄な文章をそぎ落とし、関連項目をつなぎ合わせたマップは、見る人が理解するのを大いに助けてくれます。

きちんと整理することで、説明も簡単!
メリット③ 深く考える機会になる
3つ目のメリットは、「深く考える機会になる」です。
内容を整理するにはどんな文章でも熟読しなければなりません。理解することが、うまくまとめることの第一歩だからです。
そうやってうまくまとめようとすること自体が自分の理解を助け、内容をより一層理解できるようになります。
僕自身、何となく論文を読んでいた時よりも、マインドマップを使って整理した方が理解度が上がったのが自分でもわかりました。
論文を読むとき、最初は何となく読んでいたつもりになっていました。しかしマインドマップを使い始めてから、この論文はこういうことが言いたいんだと明確に把握できるようになりました。

頭がよくなった気がする!
メリット④ 考えることが記憶の助けになる

4つ目のメリットは、「考えることが記憶の助けになる」です。
しっかり考えて理解したことは、記憶の定着率が大幅にupします。何となく読んだ文章はもう一回調べ直しても何となくでしか理解できません。
しかし一度きちんと整理すれば、どこでそれを学んだかすぐに思い出せますし、調べ直す必要もないぐらいにきちんと理解できているはずです。
整理することは時間がかかることのように思えますが、あとのことを考えるとむしろ効率がいいと言えます。
メリット⑤ まとめるのがうまくなる
5つ目のメリットは、「まとめるのがうまくなる」です。
全体を俯瞰して物事をとらえる能力が身に付きます。これは繰り返しマインドマップを使うことで身に付く力です。
最初のうちは、整理して理解するよりもさらっと読んで理解する方が速くできてしまいます。

慣れないことは疲れるし、時間がかかって大変…
しかし繰り返しやっているとだんだんと整理すること自体に慣れていきます。
そうなるとしめたものです。整理がうまくなれば理解するスピードも速くなりますから、効率的に論文を読めます。
それにとどまらず、自分が論文を作成したり、発表の資料を作る時ときにも要領がよくなります。

マインドマップはものすごい可能性を秘めている!!
デメリットは?
ここまでメリットをお伝えしてきましたが、逆にデメリットはどうか気になる人もいると思います。
僕の意見では、マインドマップを使うことで生じるデメリットはないと思います。
強いて言うなら、最初だけは整理に時間がかかるということくらいだと思います。
しかし、長い目で見ればいいこと尽くしではないでしょうか。
デメリットと言っていいのかわかりませんが、ソフトウェアの場合、機能が多くてはじめは何をどのように使えばいいのかわからないことも挙げられます。
マインドマップは、複雑な内容を「見える化」することで理解を助けてくれる優れもの!
慣れないうちは大変…でも使いこなせば武器になる!
マインドマップを使おう

ここまで「マインドマップとは?メリットは?」について説明してきました。
次の第3回では無料でも使えるソフトウェアとして、MindMeisterを紹介しています。
ちなみに上のマップもこのMindMeisterで作りました。
MindMeisterを使ったマインドマップの作り方も解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
マインドマップ完全講義全9回
シリーズ全9回をまとめました。興味のあるところから御覧ください
- 【第1回】マインドマップ完全攻略!初心者でも使いこなす方法を伝授
- 【第2回】マインドマップを使う5つのメリットがすごすぎる!
- 【第3回】マインドマップの機能を1から解説!見やすい装飾から有料プランまで
- 【第4回】マインドマップで点数をアップするすごい勉強方法
- 【第5回】理系大学生必見!論文を深く理解するためのマインドマップ術
- 【第6回】マインドマップで、伝わるレポート・プレゼン資料作成!(Coming Soon…)
- 【第7回】マインドマップでTo Do リストを作る裏技を公開
- 【第8回】きれいに整理!記憶に残る!マインドマップ読書術
- 【第9回】初心者におすすめのマインドマップ3社徹底比較
まとめ

今回はシリーズ第2回として、マインドマップとは何か、マインドマップを使うメリットは何かをお伝えしました。おそらく皆さんが思っている以上に、マインドマップの可能性は広がっています。
この講義を通して1つでも多くテクニックを持って帰ってもらえればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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