この記事は、こんな人におすすめです。
・本を読んでも内容をすぐに忘れてしまう人
・本の内容をより深く理解して役に立てたい人
そんな人も、この記事を読むとこのようなことがわかります
・マインドマップを使うことで本の内容を上手に整理する方法
・マインドマップを使って、確実に知識を定着させる方法

XMind、MindMaster、MindMeisterの無料版と有料版を使った経験から、わかりやすく解説します。
マインドマップを使えば簡単に、しかもわかりやすく本の内容をまとめることができます。
この記事を読んでいいなと思ったら、ぜひ皆さんも試してみてください。
本の内容を上手にまとめる
まずは、マインドマップを使ってこの記事をまとめてみました。
慣れて来るとコレくらい簡単にかけますので、ぜひ参考にしてください。


まとめ方のイメージ図はこのような感じです。
今回はXMindを使って作成しました。
マインドマップを使って本の内容をまとめるメリットをお伝えした後に、その方法について解説します。
マインドマップで本を読むことのメリット

それではマインドマップを使って本を読むことのメリットについてお話していきます。
ただ本を読むだけよりも、いいことがたくさんあります。
本全体を俯瞰できる
最大のメリットはずばり、より大きな枠組みの中で本の内容を把握できることです。
本を読んでいるとよくあるのが、いまなぜこの議論をしているのか、迷子になることです。戻って議論の出発点を確認できればいいのですが、時にはその場所すらもわからなくなってしまいませんか?
マインドマップは、視覚的に議論をまとめることができるので、議論の流れが簡単に把握できます。
よく迷子になる人におすすめです。
マインドマップは議論の現在地を教えてくれる!
きちんと理解できる
一つ目のメリットと似ていますが、内容をよく理解できる点もメリットの一つです。
本を読むことは、文字を目で追うこととは異なります。多くの人が陥ってしまいがちなのが、読んでいるつもりで、実は文字を見ているだけというもの。

前のページによく戻る人は要注意!
理解しているつもり、読み終わるといまいち身に付いた感じがしないのはまさにこの状態。これを解消してくれるのが、マインドマップ。
なぜなら、マインドマップを使うことで頭の中が整理されるからです。逆に、ある程度頭の中が整理できていないとなかなかうまく書けません。
普段から本を読んでもしっくりこないことが多い人は一度試してみるといいかもしれません。
マインドマップを使うことで、頭の中を整理できる。
記憶に残る
よほど記憶力がいい人か、頭の中で論理を組み立てるのが得意な人でない限り、二つ前の章の内容を半分も覚えていないでしょう。
ほとんどの人は本を読むだけでアウトプットをしていません。もうひと踏ん張りしてアウトプットすることで、記憶にも残ります。そうやって時間をかけてじっくり読むことで、普通の人でも記憶に残すことができます。

大切なことは、読むことそれ自体ではなく、何を学んだかだよね
たくさん本を読むことは大切ですが、なんでもかんでも早く読めばいいというわけではありません。時には時間をかけて、一冊の本とじっくり向き合うことでわかることもあります。それによって、記憶に深く刻み込まれるというものです。
そのための機会を、マインドマップは与えてくれます。
時には時間をかけて、本と向き合おう。
その他
まだまだたくさんのメリットがあります。
- いつ見てもすぐに思い出せる
- まとめるのがうまくなる
- 構造的に考える力がつく
>【第2回】マインドマップを使う5つのメリットがすごすぎる!
デメリットは、マップの作成に時間がかかることです。
しかし、個人的な意見としては得られるものはかけた時間以上のものになると思います。
それでは実際に、マインドマップの作り方を説明していきます
マインドマップの作り方

ここからは、マインドマップを上手に使う方法として、マップの階層の作り方を説明します。
上の画像を見てもらえれば全体像がつかめると思います。基本的には、分岐するにしたがって細かい内容を記入していきます。
その順番はこんな感じ。
「章の見出し→(節の見出し→節の主張→具体例→節のまとめ)を繰り返す→章のまとめ」
これに沿えば難しくありません。
情報をまとめる順番は「大→小」
節や章ごとに内容をまとめることで思考が整理され、議論で迷子になりません。

アウトプットをすることで、頭の中で整理ができるよね
また、マインドマップは、物事の順番を表すのにも向いています。
ここでは一例として僕が実際に作ったマインドマップをお見せします。
使った本は、『理系のための「即効!」卒業論文術―この通りに書けば卒論ができあがる (ブルーバックス)』です。
どれぐらい詳細な情報がほしいかどの程度まで理解したいかで、書く量は変わってきますので参考までに。
正解はありません。自分がわかるようにまとめればそれが最良です。

それでは次に、マインドマップの上手な使い方を説明します。
マインドマップの上手な使い方の例

作った階層をどのようにわかりやく、見やすく見せるかをお教えします。上の画像にはエッセンスを詰め込んでありますので、それを参考にしてください。
装飾しよう
文章が入った各項目は、様々な装飾をほどこすことができます。画像にもあるように、文字の大きさや色、形を変化させることができます。

装飾することで理解がしやすい!
自分なりの意味を持たせて、マップを見やすくわかりやすくしましょう。
例えばですが、重要なところは背景を赤色にしたり、文字を大きくするといいかもしれません。また、矢印を使って、遠くの項目をつなぐこともできます。
アイコンを使おう
続いてアイコンを使ってみましょう。こちらは絵文字のようなもので、文章の先頭につけることで、その項目が何を意味するのか、一目で感覚的にわかるようになります。
例えば、わからないところは?マーク、メリットには+マークなどです。他にも番号や☆などいろいろあるので、使い方次第で一気にみやすいマップが出来上がります。
議論を展開しよう
最後は議論の展開方法です。ポイントは、議論の流れと適切なグループ化です。

読書では、議論の流れが非常に重要!
矢印アイコンを使ったり、グループ化、要約をすることで議論の展開が一目でわかります。
グループ化とは、上の画像で言う「意見の相違」のところです。
要約というのは、画像右下の「}」のことを言います。
これを使えばとてもまとめやすくなります。
ちょっとした工夫で、マップをもっとわかりやすくできる
ここまで、マインドマップを使った本の内容の整理方法をお伝えしてきました。声を大にして言いたいのは、せっかく本を読むのならもっと自分のためになる読み方をしてほしいということです。
マインドマップはそれを可能にしてくれます。ぜひ使ってみてください。
>【第1回】マインドマップ完全攻略!初心者でも使いこなす方法を伝授
マインドマップ完全講義全9回
シリーズ全9回をまとめました。リンクが埋め込まれているので、知りたい情報のところをクリックしてみてください。
シリーズ全9回をまとめました。興味のあるところから御覧ください
- 【第1回】マインドマップ完全攻略!初心者でも使いこなす方法を伝授
- 【第2回】マインドマップを使う5つのメリットがすごすぎる!
- 【第3回】マインドマップの機能を1から解説!見やすい装飾から有料プランまで
- 【第4回】マインドマップで点数をアップするすごい勉強方法
- 【第5回】理系大学生必見!論文を深く理解するためのマインドマップ術
- 【第6回】マインドマップで、伝わるレポート・プレゼン資料作成!(Coming Soon…)
- 【第7回】マインドマップでTo Do リストを作る裏技を公開
- 【第8回】きれいに整理!記憶に残る!マインドマップ読書術
- 【第9回】初心者におすすめのマインドマップ3社徹底比較
まとめ

今回はシリーズ第8回として、本の内容を上手にまとめる方法をお伝えしました。ただ読むだけではなく、それをしっかり身につけるにはやはり頭を使わなければなりません。それを助けてくれるのがマインドマップということです。
この講義を通して1つでも多くテクニックを持って帰ってもらえればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント